白虎隊TOP ⇒ 後篇TOP ⇒ 後篇 其の1/其の2





◆其の一 幼い雄叫び

慶応四年春。西軍を迎え撃つべく、会津の人々は
藩を挙げての戦闘訓練に明け暮れていた。
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「日向内記(ひなた ないき)」
初っ端は白虎隊隊長「日向内記」登場。
名字を「ひゅうが」とルビ打つ本もある。42歳。



日向内記統率のもと、黙々と訓練を積む白虎隊。
当時の雄藩・会津の戦闘力は我々のイメージよりも高い。



「白虎隊集合ッ!」(日向)

「アタンシオン!」(日向)  「アタンシオン!」(儀三郎)
気を付け? フランス兵式により号令は全てフランス語。 聞き慣れないため解読不能。




会津藩政庁、鶴ヶ城。


「頼母殿、何とかこの戦避けられまいか」(丘隅)
「まずは、恭順の意を示す事が第一で御座ろうが、
 藩内には強硬論を叫ぶ者も居ります故、それをどう説得するか‥」
(頼母)
子供たちを戦場に出すには忍びないとする丘隅に同調する頼母。



「いずれの道も険しい」(丘隅)
的を射てる会津を取り巻く状況。 そこへ。


「井上様、子供達が挨拶に見えて居りまするが」(藩士)
「子供達が?」(丘隅)




「先生!」「先生!」
「おおッ!どうしたみんなァ!」(丘隅)

「私達は、井上様の幼少組に入れて頂きましたッ」
「おお、そうであったァ。幼少組を御預かりした事、
 今の今迄とんと忘れて居ったァ。 頼りにならん隊長で、済まねのすゥ〜」
(丘隅)
そんなわけない。 年の功で身に付けた彼一流の処世術、子供たちとも対等に付き合う。

「宜しくお願いします!」

「いやこの通り呆けておるでな、こちらこそ、宜しゅうお願い申します」(丘隅)
逆に頭を下げる丘隅。 さすがにボケてるまでは言い過ぎか。 すると。


「大丈夫かなー!」とバッサリ。
前言がネタ振りに近いため、突っ込まれてもしょうがない。


「アハハハハハハハ!」
これにはさすがに丘隅も「あいたー」とばかりに扇子で頭を叩き出す。
この丘隅は会津武士道の固いイメージを和らげてくれる貴重な存在だ。


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ここで前篇同様、暗闇を背景に森繁久彌の唄が始まる。

「少年団結す 白虎の隊
 国歩艱難(かんなん) 堡塞を戍(まも)る」
- 漢詩 「白虎隊」 佐原盛純





戸ノ口原激戦の描写からオープニングへ。



◆其の二 オープニングテーマ

『愛しき日々』
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■出演
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